サーモスタットの種類
ガスオーブン、電気オーブンともに、現在使用しているサーモスタットの種類を以下の画像で確認してください。
現在、ウェルカー社ベーキングオーブンで使用されているサーモスタットは上記5種類です。
ガスオーブン・電気オーブンともに交換手順は同じです。
サーモスタットは炉内温度を設定維持するために大変重要なアイテムです。
各仕様の特徴は下記の通りとなります。
【アナログ式】
炉内温度を感知するセンサーと温度調節部が一体式になっています。
温度センサーも温度調節部の熱影響を受けにくい構造になっておりますが、経年劣化に伴い、温度を調整するツマミが外れてしまったり、 針が折れてしまったりといった故障が考えられます。
また、温度センサーが老朽化すると正確な炉内温度を感知することができなくなります。
このため、センサーか温度調節部のいずれかが故障してしまうと、サーモスタット自体の交換が必要となります。
【デジタル式】
炉内温度を感知するセンサーと温度調節部が個別式になっています。
温度の目盛りは「1℃」単位なので、細かい設定が可能です。
もちろん、アナログ式と同様、熱影響を受けにくくしておりますが、温度調節部の表示部が経年劣化により「エラー表示」が出たり、 押しボタンの部分が効かなくなる等の故障が出てきます。
この場合、温度調節部だけの交換が可能です。
では、上記特徴をふまえて、交換作業をおこなっていきましょう。
アナログ式 | ||
---|---|---|
【白丸型】 主に電気オーブンで使用 |
【白角型】 主にガスオーブンで使用 |
【黒角型】 主に電気オーブンで使用 |
デジタル式 | |
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【92型】 慨寸:72*72 |
【93型】 慨寸:92*92 |
現在、ウェルカー社ベーキングオーブンで使用されているサーモスタットは上記5種類です。
ガスオーブン・電気オーブンともに交換手順は同じです。
サーモスタットは炉内温度を設定維持するために大変重要なアイテムです。
各仕様の特徴は下記の通りとなります。
【アナログ式】
炉内温度を感知するセンサーと温度調節部が一体式になっています。
温度センサーも温度調節部の熱影響を受けにくい構造になっておりますが、経年劣化に伴い、温度を調整するツマミが外れてしまったり、 針が折れてしまったりといった故障が考えられます。
また、温度センサーが老朽化すると正確な炉内温度を感知することができなくなります。
このため、センサーか温度調節部のいずれかが故障してしまうと、サーモスタット自体の交換が必要となります。
【デジタル式】
炉内温度を感知するセンサーと温度調節部が個別式になっています。
温度の目盛りは「1℃」単位なので、細かい設定が可能です。
もちろん、アナログ式と同様、熱影響を受けにくくしておりますが、温度調節部の表示部が経年劣化により「エラー表示」が出たり、 押しボタンの部分が効かなくなる等の故障が出てきます。
この場合、温度調節部だけの交換が可能です。
では、上記特徴をふまえて、交換作業をおこなっていきましょう。
サーモスタットの交換作業
始める前に・・・
★点検・作業は電気技術免許をお持ちの方のみ、点検をおこなってください。
★オーブンの主電源を必ず落としてください
★オーブンの主電源を必ず落としてください
アナログ式/白丸・白角・黒角 | ||
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【手順1】 メンテナンス側のパネルを外して、サーモセンサーの位置を確認します。(画像参照) |
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【手順2】 センサーを固定しているナットを取り外します。 使用工具:モンキー(画像参照) ナットを取り外したら、センサーを本体より抜き取ってください。 【サーモ本体】【センサー】【銅線】は一体式です。 センサーの長さは約30cmです。 |
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【手順3】 サーモスタットの配線を外します。 画像のように2本(もしくは3本)の配線がつながっており、コネクター部を上下に引っ張ると簡単に外れます。 弊社より部品をご提供した場合はこのコネクター式を取っておりますので、ご安心ください。 ただし、過去一度も交換をおこなっていない場合、コネクター式ではない場合もございます。 新しいサーモスタットにコネクターを取り付ける際は、必ず電源側をメス(画像・青矢印部分)にしてください。 |
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【手順4】 サーモスタットの固定金具のプラスチックねじを左右とも外します。 次に、固定金具を抜き取ります。
※このねじは大変小さいものなので、紛失しないよう注意してください。
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【手順5】 オーブン正面パネルより、分解したサーモスタットを抜き取ります。 新品のサーモスタットの取り付けは、上記説明の逆手順で行ってください。 ※画像は電気オーブンのサーモスタット部を参照しています。 |
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交換作業が完了したら、オーブンの電源を再投入しマグネットスイッチのON-OFF動作を確認してください。 【マグネットスイッチのON-OFF動作】 電源ONにした・・・マグネットスイッチ【ON】動作 設定温度に達した・・・マグネットスイッチ【OFF】動作 |
デジタル式/現行型(92または93) | ||
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【手順1】 メンテナンス側のパネルを外して、サーモスタット本体を少し正面に押し出します。 画像内、ドライバーが指し示している箇所(ツメ・左右にあります)を強めに押し込むと本体カバーがずれて、 正面表示部+内部基盤を抜き取ることができます。 |
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【手順2】 用意していた内部基盤を本体カバーの中にしっかりと正規の位置まで差し込みます。(画像参照) 内部基盤の交換が終了したら、サーモスタット本体をオーブンパネルに押し込んでください。 この作業は若干時間がかかりますので、ご了承ください。 サーモスタット本体を丸ごと交換する場合は、後ろ側の配線番号を必ず各配線に明記し、配線を外します。 配線を外したら、本体ごとパネル正面から抜き取って交換をおこなってください。 配線を番号通り正しく組み込んで、交換完了となります。 |
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交換作業が完了したら、オーブンの電源を再投入しマグネットスイッチのON-OFF動作を確認してください。 【マグネットスイッチのON-OFF動作】 電源ONにした・・・マグネットスイッチ【ON】動作 設定温度に達した・・・マグネットスイッチ【OFF】動作 |
73型から93型に変更交換する場合 | ||
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【手順1】 メンテナンス側のパネルを外して、センサーの配線及び電源の配線を取り外してください。 【手順2】 正面パネルよりサーモスタット本体を抜き取り、新しい型のサーモスタットを正面より差し込みます。 この際、配線番号の配列が違いますので、よく確認し、正しい場所にセンサーの配線および電源の配線を組み込んでください。 画像はサーモスタットの裏側(配線側)です。 |
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交換作業が完了したら、オーブンの電源を再投入しマグネットスイッチのON-OFF動作を確認してください。 【マグネットスイッチのON-OFF動作】 電源ONにした・・・マグネットスイッチ【ON】動作 設定温度に達した・・・マグネットスイッチ【OFF】動作 |
73型を交換する場合 | ||
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【手順1】 メンテナンス側のパネルを外して、サーモスタット本体を少し正面に押し出します。 画像内、ドライバーが指し示している箇所(ツメ)を強めに押し込むと本体カバーがずれて、 正面表示部+内部基盤を抜き取ることができます。 |
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【手順2】 用意していた内部基盤(中古再生品)を本体カバーの中にしっかりと正規の位置まで差し込みます。(画像参照) 内部基盤の交換が終了したら、サーモスタット本体をオーブンパネルに押し込んでください。 この作業は若干時間がかかりますので、ご了承ください。
★現在、73型は93型へ移行されており、73型の新品在庫はございません。
ご提供できるのは中古再生品(在庫があれば)となりますので、予めご了承ください。 93型へ変更する場合は、先述の【73型から93型に変更交換する場合】をご参照ください。 >>73型から93型に変更交換する場合はこちら<< |
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交換作業が完了したら、オーブンの電源を再投入しマグネットスイッチのON-OFF動作を確認してください。 【マグネットスイッチのON-OFF動作】 電源ONにした・・・マグネットスイッチ【ON】動作 設定温度に達した・・・マグネットスイッチ【OFF】動作 |