1-1. 一次側(建物側)の元栓から水が落ちてくる
- 一次側(建物側)の元栓を一度閉めます。
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オーブンのメインバルブを閉めて、次に各段のスチームバルブを全て閉めます。
※メインバルブが付いていない場合は、そのまま各段のスチームバルブを閉めてください。
- 一次側(建物側)の元栓を再び開けます
-
一次側(建物側)の元栓周辺・配管から水が漏れているか確認してください。
この時点で水が漏れていたら、一次側(建物側)からの水漏れと判断ができます。
オーブンの使用を中止し、施設管理者、または >>弊社技術部へご連絡ください。
1-2. オーブンのメインバルブを開けると水が滴り落ちてくる
(メインバルブが付いていない機種もあります)
- 一次側(建物側)の元栓を一度閉めます。
-
オーブンのメインバルブを閉めて、次に各段のスチームバルブを全て閉めます。
※メインバルブが付いていない場合は、そのまま各段のスチームバルブを閉めてください。
- 一次側(建物側)の元栓を再び開けます。
-
メインバルブからポタポタと水が垂れているか確認してください。
この時点で水漏れが確認できた場合は、メインバルブのバルブヘッドが損傷していると考えられます。
給水元を完全に閉めてから、バルブヘッドの交換を行いましょう。
※メインバルブが付いていない機種・前記の時点で水漏れがなかった場合は以下の手順を行ってください。
- 各段のスチームバルブをひとつずつ開けていきます。
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スチームバルブのバルブヘッドが摩耗、または破損している場合は、水がポタポタと垂れてきます。
給水元を完全に閉めてから、バルブヘッドの交換を行いましょう。
>>バルブヘッド交換方法はこちら<<
1-3. スチームが全く出ず、スチームハンドルから水が垂れてくる
スチームバルブのバルブヘッドが摩耗、または破損しているためにおこる不具合症状です。
バルブヘッドが摩耗、または破損しているので、水が流れっぱなしになり蒸気発生装置が冷えてしまっています。
給水元を完全に閉めてから、バルブヘッドの交換を行いましょう。
>>バルブヘッド交換方法はこちら<<
バルブヘッドが摩耗、または破損しているので、水が流れっぱなしになり蒸気発生装置が冷えてしまっています。
給水元を完全に閉めてから、バルブヘッドの交換を行いましょう。
>>バルブヘッド交換方法はこちら<<
1-4. 水漏れを起こしている箇所はわからないが、オーブン下側に水溜りがある
原因として考えられるのは、スチームバルブの閉め忘れによる水漏れです。
以下の手順で確認をおこなってください。
- 一次側(建物側)の元栓を一度閉めます
-
オーブンのメインバルブを閉めて、次に各段のスチームバルブを全て閉めます。
※メインバルブが付いていない場合は、そのまま各段のスチームバルブを閉めてください。
- 一次側(建物側)の元栓を再び開けます。
-
各段のスチームバルブが完全に閉まっていることを再度確認し、このままの状態で1時間以上待ちます。
蒸気発生装置に溜まっていた水が抜け、加熱できる状態になるまでしっかりと1時間以上待ってください。
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1時間後、各段のスチームバルブを開けてスチームテストをおこなってください。
前記作業をおこなってもスチームが出ず、水溜りが再びできるようであれば給水管に穴が開いてしまっているか、
または蒸気発生装置に穴が開いてしまっている可能性もあります。
オーブンの仕様を中止し、 >>至急弊社技術部へご連絡ください。
1-5. 炉内に水があふれて、焼成床が水浸しになっている
原因として考えられるのは、スチームバルブの閉め忘れにより排水処理が間に合わず、蒸気発生装置から水が逆流した可能性です。
以下の手順でオーブン炉内の乾燥をおこないましょう。
- 一次側(建物側)の元栓を一度閉めます。
-
オーブンのメインバルブを閉めて、次に各段のスチームバルブを全て閉めます。
※メインバルブが付いていない場合は、そのまま各段のスチームバルブを閉めてください。
-
お手元に水を吸い込むことができる掃除機があれば、炉内にあふれている水を吸い上げてください。
掃除機がない場合は、モップ等の掃除用具で炉内に溜まっている水を完全に拭き取ります。
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オーブンを再起動させ、炉内に溜まっている水気を乾燥させながら、蒸気発生装置に溜まっていた水を完全に排出させます。
(作業目安:約4~5時間)
●オーブンの再起動方法
1.バーナーに水がかかっていなければ、バーナーを起動し焼成内を乾燥させてください。
2.バーナーに水がかかっている形跡が見られる場合は、バーナー本体の水分をよく拭き取り乾燥させてください。
(作業目安:約4~5時間 かなり時間がかかりますが、慌てず水分を乾燥させてください)
- 炉内の乾燥が終了したら、再び一次側(建物側)の元栓を開けます。
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各段のスチームバルブが完全に閉まっていることを再度確認し、このままの状態で1時間以上待ちます。
蒸気発生装置に溜まっていた水が抜け、加熱できる状態になるまでしっかりと1時間以上待ってください。
- 1時間後、各段のスチームバルブを開けてスチームテストをおこなってください。
バルブヘッド(スチームバルブ)の交換手順
始める前に・・・
★オーブンの主電源を必ず落としてください
★オーブン本体のメインバルブ(付いていない場合は一次側(建物側)の元栓)を必ず閉めてください
※メインバルブ、または給水元コックを閉め忘れると、バルブヘッドを外した時に大量の水が噴出します
★オーブン本体のメインバルブ(付いていない場合は一次側(建物側)の元栓)を必ず閉めてください
※メインバルブ、または給水元コックを閉め忘れると、バルブヘッドを外した時に大量の水が噴出します
【手順1】 画像a・・・メインバルブ (各段のスチームバルブのほかに、最上部に装備されています) 画像b・・・各段のスチームバルブ(スチームハンドル) スチームバルブを全段解放(開き)、1~2分待ってください。 これは配管の中に溜まっている水を排水させるためです。 |
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【手順2】 バルブヘッドが損傷していると思われる段のスチームハンドルをすべて一緒に回します。 画像cのスリーブ(円筒部)のみを反時計回りに回していくと全て一緒に外れます。 |
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【手順2・補足】 スリーブがきつくはまって手で回すことができない場合は、 スリーブに傷がつかないよう布で保護し、プランター(画像・工具名)を用いて外してください。 |
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【手順3-1】 画像d・・・バルブヘッド バルブヘッドをラチェットレンチ(工具名)で取り外します。 使用工具:ラチェットレンチ 13/17インチ |
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【手順3-2】 ラチェットレンチの17口をバルブヘッドに差し込み、ラチェットレンチのハンドルを左右に動かしながらバルブヘッドを緩めていきます。 バルブヘッドを取り外すときに、構造上若干水が出てしまいます。 バルブの下に電装部品がある場合は、紙などでガイドを作って水がかからないよう注意してください。 |
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【手順4】 取り外したバルブヘッドです(画像が見づらい点ご了承ください) 赤矢印部にはへこみや亀裂があり、黄色矢印部はパッキンが破損しています。 このようにバルブヘッドが劣化していたら、新しいバルブヘッドへ交換する必要があります。 ※交換を行う際にはバルブヘッドを本体にねじ込みすぎないよう注意してください |
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【手順5】 点検・交換が完了しましたら、逆の手順で元に戻していきます。 |
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【手順6】 バルブのにぎり部分の取り付けは以下の通りとなります。 画像のように【フランジ(カバー部)】+【スリーブ(円筒部)】+【ハンドル(握り部)】を組み合わせた状態で差し込み、 スリーブ部分を時計回りに回して固定していきます。 ※スリーブとハンドルを組み合わせた状態で固定しないと、ハンドルだけが空回りしたり、外れてしまうこともあります |
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【手順7】 最後に、スチームバルブを全段閉めてからメインバルブを開き、電源を投入してください。 電源を入れてもすぐにはスチーム内の温度は上昇しません。 1時間ほど待ってから、スチームテストをおこなってください。 |