症状5. 温度が上がらない
火が消えてしまったり、炉内が冷えてしまっている原因を順番に確認していきましょう。

5-1.不着火ブザーが鳴り、火が止まってしまった

一度は火が点いたのに、不着火ブザーが鳴り火が消えてしまう場合【給気不足】が原因の多くを占めます。
夏場の猛暑時期、冬場の寒い時期、製パン技術者は作業室内の温度を保つために外気を遮断してしまう傾向にあります。
この酸素不足による不完全燃焼を防止するために、バーナーは安全装置を作動させ注意を喚起させます。
まずは、室内に新鮮な空気を取り入れることにより解決する可能性がありますので、窓・扉を開けて空気の入れ替えをおこなってください。

空気の入れ替えをおこなったにもかかわらず、不着火ブザーが鳴ってしまう場合は、以下の手順に従い問題を確認していきましょう。

  • バーナー下部のパネルを外し、内部に装備されているバーナー本体を確認してください。

  • バーナー本体に装備されているコントロールリレーの中央ボタンが赤く点灯しているのを目視してください。

  • 赤く点灯している【リセットボタン】を押してください

※ワイスハプト社ガスバーナーの場合、形式により装備している【コントロールリレー】が違いますので、以下の画像を参考に使用されえているガスバーナーの種類を特定してください。
【コントロールリレー】
旧型:MMI810.1
現行型:MMI962.1
>>バーナー形式:WG1・2 / WG10・20
ワイスハプト社コントロールリレー 【中央ボタン(画像・a)が赤く点灯している場合】
点灯している中央ボタンを押してください。
この中央ボタンがバーナー起動のリセットスイッチになっています。
中央ボタン(リセットスイッチ)を押して再度不着火になった場合は、2~3分ほど時間を置き、もう一度中央ボタン(リセットスイッチ)を押してください。
バーナーが再着火すれば、そのままオーブンの昇温を始めてください。

【コンバッションマネージャー】
リレーベース一体型
現行型:W-FM05
>>バーナー形式:WG5
ワイスハプト社コンバッションマネージャー 【中央ボタン(画像・a)が点灯している場合】
点滅表示内容で不具合状況を判断していきます。

>>点滅表示内容はこちら<<

【中央ボタン(画像・a)が点灯していない場合】
表示灯の赤が消えるまで中央ボタンを長押ししてください。
この中央ボタンがバーナー起動のリセットスイッチになっています。
中央ボタン(リセットスイッチ)を押して再度不着火になった場合は、2~3分ほど時間を置き、もう一度中央ボタン(リセットスイッチ)を押してください。
バーナーが再着火すれば、そのままオーブンの昇温を始めてください。
【注意】
オーブンが正常に昇温を始めたら、外していた下部パネルをもとの位置に戻しましょう。
そのまま下部パネルを開けたままにしておくと、周辺の粉・塵などがバーナーに悪影響を及ぼす恐れがあります。
また、水漏れが発生した場合、バーナーに致命的な故障をもたらします。

5-2.不着火ブザーが鳴り、リセットボタンを押したが再び不着火になってしまった

不着火に伴うバーナーコントロールリレーでの【リセット動作】は通常2~3回程度が限度です。
リセット動作を繰り返しても症状が改善されないようならば、バーナー部品のいずれかが動作不良を起こしていることが考えられます。
以下の項目に従って、故障原因を解明していきましょう。

>>コンバッションマネージャーFM-05型はこちら<<

コントロールリレー MMI962.1型
コントロールリレー MMI962.1型 【コントロールリレーによる故障部位の確認方法】
バーナーの部品に不具合があると、バーナーは運転を開始しても不着火ブザーを鳴らして注意を喚起します。
どの部品に不具合が生じているかは、コントロールリレーに内蔵されているダイヤル(画像・c)の停止位置で判断が可能です。
リレーが停止した際、矢印が指している色(白・青・オレンジ・黄色・赤)を確認していきましょう。

バーナーの作動順序
スタートの色です。
バーナーファンモーターが作動(約30秒)
オーブン焼成室内の空気を新鮮なものに入れ替え、点火準備を始めます。
オレンジ スパークロッドより点火。
「ジジー」という火花が飛ぶ音がします。
ガス電磁弁がオープンし、ガスが供給されます。
安全時間
フレームロッドよりフレーム電流を計測します。

【フレーム電流とは】
バーナー燃焼時に発生する「炎の中に流れる微量な電流」のこと
フレーム電流は、バーナーノズルの先端に取り付けてあるフレームロッドより検出されます。
このフレーム電流の値により、コントロールリレーは燃焼の良否を判断します。

※フレーム電流値が5マイクロアンペア以下になると不着火になります。
スタートの色に戻ります。
この動作を繰り返し、バーナーを正常に着火させます。
以上がバーナーの作動順序となります。
では、コントロールリレーのリセットをおこなっても症状が改善されない場合の対処方法を作動順序とあわせて確認していきましょう。


【コントロールリレーの停止位置による処置方法】

青で停止している場合
【原因1】
オーブン焼成室内の空気を新鮮なものに入れ替えるためのファンモーターの故障
ファンモーターの位置を確認し、モーターが作動しているかを確認してください。
モーターから作動音(ウィンウィンと回っている感じの音)が聞こえない場合は、ファンモーターの交換が必要となります。
>>至急、弊社技術部へご連絡ください。

>>ファンモーターの位置はこちら<<
【原因2】
モーターを動かすためのコンデンサーの故障
コンデンサーの交換が必要な場合がございます。
コンデンサーの故障有無の状態はわかりづらいので、 >>至急、弊社技術部へご連絡ください。

>>ファンモーター用コンデンサーの位置はこちら<<
青色内の黒点で停止している場合
【原因】
オーブン焼成室内の空気の量を調整する風圧スイッチの故障
風圧スイッチの交換、または風量調整が必要となります。
>>至急、弊社技術部へご連絡ください。

>>風圧スイッチの位置はこちら<<
【ガス器具に関する技能免許のお持ちの方】
上記故障部品の部品提供を致しますので、ご注文のご連絡をお願い申し上げます。

オレンジで停止している場合
【原因1】
スパークロッドの経年劣化
スパークロッドの劣化状況を確認するために、スパークロッドが装備されているノズルをバーナー本体から引き出します。
このノズルにはフレームロッドも装備されているので、フレームロッド・ロッドケーブルの劣化状況も同時に確認しましょう。

>>ノズルの引き出し方法はこちら<<
【原因2】
スパークロッドケーブルの断線
スパークロッド自体に異常が見られない場合、ケーブルが断線していることが考えられます。
スパークロッドの確認と同時に、スパークロッドケーブルの劣化状況も確認しましょう。
ケーブルの断線が確認されたら、ケーブルの交換をおこないましょう。

>>ケーブルの交換方法はこちら<<
【原因3】
点火トランスの不良
【原因1】【原因2】で部品の交換・修繕をおこなったにもかかわらず不着火が起こり、コントロールリレーのダイヤルがオレンジで停止した場合は、点火トランスの不良が考えられます。
その場合は、点火トランスの交換をおこないましょう。

>>点火トランスの交換方法はこちら<<

黄で停止している場合
>>現在、バーナーは全く着火しない状態である
【原因】
ガス電磁弁の開閉機能の不良により、ガスの供給がなされていない
ガスの供給を取り扱う場所です。
作業を中止し、 >>至急、弊社技術部へご連絡ください。

>>ガス電磁弁とは<<
【ガス器具に関する技能免許のお持ちの方】
上記故障部品の部品提供を致しますので、ご注文のご連絡をお願い申し上げます。

赤で停止している場合 >>フレーム電流の不検知による不着火
【原因1】
フレームロッドの経年劣化
フレームロッドの劣化状況を確認するため、フレームロッドが装備されているノズルをバーナー本体から引き出します。
このノズルにはスパークロッドも装備されているので、スパークロッド・スパークロッドケーブルの劣化状況も同時に確認しましょう。

>>ノズルの引き出し方法はこちら<<
【原因2】
フレームロッドケーブルの断線
フレームロッド自体に異常が見られない場合、ケーブルが断線していることが考えられます。
フレームロッドの確認と同時に、フレームロッドケーブルの劣化状況も確認しましょう。
ケーブルの断線が確認されたら、ケーブルの交換をおこないましょう。

>>ケーブルの交換方法はこちら<<

各部品の位置・交換方法

始める前に・・・

★点検・作業は電気技術免許をお持ちの方のみ、点検をおこなってください。
★オーブンの主電源を必ず落としてください
ファンモーター
ファンモーター 【画像・3】ファンモーター
バーナーの燃焼能力によりタイプが異なります。

【画像・4】ファンモーター用コンデンサー
上記【画像・3】のファンモーターの容量によりタイプが異なります。

お客様ご自身での交換はおすすめできません。
交換の際は >>弊社技術部へご連絡ください。
風圧スイッチ 【画像・1】風圧スイッチ
型式:LGW-10A1 または、LGW-3A1

風圧スイッチはお客様ご自身での交換はおすすめできません。
交換の際は >>弊社技術部へご連絡ください。

【画像・5/黄矢印】風圧スイッチ用接続チューブ
チューブはお客様ご自身での交換が可能です。

バーナーノズルの引き出し方法 ※ワイスハプト社WG1・2 / WG10・20 の場合
バーナーノズルの引き出し方法 【手順1】
バーナーノズルを固定しているねじ(画像・矢印3箇所)を緩めてください。

使用工具:スター型レンチ、または大きめのマイナスドライバー
バーナーノズルの引き出し方法 【手順2】
フレームケーブル(赤いケーブル)を接続部分より取り外してください。
ケーブルの接続部はオスメス形状なので、中央付近から左右に引っ張ると簡単に外れます。(画像参照)
バーナーノズルの引き出し方法 【手順3】
バーナーノズルを本体からゆっくりと引き出してください。

バーナーノズルの引き出し方法 ※ワイスハプト社WG5 の場合
バーナーノズルの引き出し方法 【手順1】
バーナーノズル用カバーを固定しているねじ(画像・赤矢印/四隅及び中央)を緩めてください。
赤いケーブル(画像・黄色矢印/下)と点火トランスにつながっているケーブル(画像・黄色矢印)を接続部分より取り外します。

使用工具:スター型レンチ、または大きめのマイナスドライバー
バーナーノズルの引き出し方法 【手順2】
バーナーノズル用カバー(画像・黄色矢印)を取り外したら、内部に収まっているバーナーノズルを手前に引き出します。
この時、画像・赤矢印部を軽く上に持ち上げ、下側のねじ部から取り外してそのまま手前にノズル本体を引き出してください。
バーナーノズルの引き出し方法 【手順3】
画像がWG5用のノズルです。
前述の【wg1/20】と【WG5】ではノズルの長さが若干違うだけで、その他の構造は全く同じです。
以下の手順を参考に、【スパークロッド】【フレームロッド】【ロッドケーブル】の点検・清掃をおこなってください。

スパークロッド・フレームロッド
スパークロッド・フレームロッド 画像・上の白い棒・・・スパークロッド
画像・下の白い棒・・・フレームロッド

この状態ではロッドの判別ができないので、以下の画像にて確認してください。
スパークロッド 【スパークロッド】
ロッド先端がやや下向きになっています。
フレームロッド 【フレームロッド】
ロッド先端がやや上向きになっています。
フレームロッド・フレームロッド バーナーノズルを引き出したら、以下の手順に従い点検をおこなってください。

画像・赤矢印・・・ロッドを止めているねじ部
画像・青矢印・・・ロッド用ケーブルのキャップ
※スパークロッド・フレームロッド、ともにキャップが付いています。
【手順1】
上記、ロッドのキャップを取り外し、ロッドを固定しているねじを緩めてロッドを取り外します。
【手順2】
ロッドが酸化し、カーボン(黒っぽい煤)が付着している場合は、やすりなどで研磨してください。
【手順3】
ロッドが熱により変形・摩耗して脆くなっている場合は、ロッドの交換をおこなってください。
点火クリアランス 【手順4】
点検・研磨・交換が完了したらロッドをもとの位置に取り付け、点火クリアランスの調整をおこないます。
この時、スパークロッドの点火クリアランス(画像参照)は、1.5~2.0mmを目安にしてください。

【旧型】スパークロッドケーブル・フレームロッドケーブル
スパークロッドケーブル・フレームロッドケーブル
スパークロッドケーブル・フレームロッドケーブル
画像5・・・スパークロッドケーブル(旧型/銀色)
画像6・・・フレームロッドケーブル(旧型/ピンク)

熱によって被覆が溶けていたり、断線していないかを確認します。
断線している・その他劣化が激しい場合は交換をおこなってください。

※ワイスハプト社の現行型は、両ケーブルが一体式に変更改良されております。
旧型から新型へ交換を行う場合は、両ケーブルの交換が必要となりますので、ご了承ください。

【新型/現行型】スパークロッドケーブル・フレームロッドケーブル
スパークロッドケーブル・フレームロッドケーブル 画像7・・・スパークロッドケーブル
コネクターの色・・・黒(点火トランスへ接続)

画像8・・・フレームロッドケーブル
コネクターの色・・・赤(フレーム用ブリッジプラグへ接続)

新型(現行型)のロッドケーブルは先述の旧型のようにケーブル自体に色分けがされていません。
各ケーブルの先についているコネクターで識別してください。
また、点検をおこなう際にはテーピングで「スパーク」「フレーム」と明記しておくとよいでしょう。

点火トランス
点火トランス 画像2・・・点火トランス

旧型モデル:ZA30050E-1
新型モデル:W-ZC01
点火トランスが故障することはあまりありませんが、点火トランスに不具合が生じた場合は、 接続されているケーブルを取り外し交換をおこなってください。
または、 >>弊社技術部へご連絡ください。

ガス電磁弁
ガス電磁弁 ガス電磁弁の開閉機能が低下してしまい、ガスの供給がされない場合は速やかにオーブンの使用を中止してください。
オーブンの稼働を停止しましたら、 >>至急、弊社技術部へご連絡ください。

コンバッションマネージャー【FM-05】が装備されている場合の表示灯による故障部位の確認方法
コンバッションマネージャー バーナーの部品に不具合があると、バーナーは運転を開始しても不着火ブザーを鳴らして注意を喚起します。
どの部品に不具合が生じているかは、コントロールリレーの中央にあるリセットボタン(画像・a)の点滅回数や点滅の色で判断していきます。
リセットボタンが点滅している状態を確認していきましょう。

バーナーの作動順序
表示部、緑色に点灯
バーナーファンモーターが作動(約30秒)
オーブン焼成室内の空気を新鮮なものに入れ替え、点火準備を始めます。
スパークロッドより点火。
「ジジー」という火花が飛ぶ音がします。
ガス電磁弁がオープンし、ガスが供給されます。
安全時間
フレームロッドよりフレーム電流を計測します。

【フレーム電流とは】
バーナー燃焼時に発生する「炎の中に流れる微量な電流」のこと
フレーム電流は、バーナーノズルの先端に取り付けてあるフレームロッドより検出されます。
このフレーム電流の値により、コントロールリレーは燃焼の良否を判断します。

※フレーム電流値が5マイクロアンペア以下になると不着火になります。
この動作を繰り返し、バーナーを正常に着火させます。
上記作動順序でバーナーは起動して運転を維持しますが、何らかの不具合が生じると安全装置が作動し、バーナーは緊急停止します。
特に【WG5】用のコントロールリレーはリセットボタンの点滅状態や点灯している色で故障不具合を判断しますので、 不着火ブザーが鳴りバーナーが停止後、コントロールリレーのリセットボタンに点滅表示が出ている場合は以下の状態を確認していきましょう。


【表示灯・点滅種類による処置方法】
故障停止してから、コントロールリレーがエラー解析するため、約5秒間待ちます。
次に、表示灯がオレンジ色に変わるまでリセットボタンを押し続け、コントロールリレーをリセットしてください。
コントロールリレーがリセットされると、自動で推定原因診断をおこないます。
以下、表示灯の点滅回数・表示灯の色を確認してバーナーの再起動をおこないましょう。

表示灯が【赤】の場合
状態 原因
2回点滅後、消灯 安全時間の終わりに炎がない
3回点滅後、消灯 風圧スイッチの不具合
4回点滅後、消灯 炎疑似信号検知
6回点滅後、消灯 サーボモーターの異常検知
7回点滅後、消灯 運転中のフレーム失敗(パーシャルロード状態)
9回点滅後、消灯 運転中のフレーム失敗(フルロード状態)
10回点滅後、消灯 不特定エラーコードを検知
12回点滅後、消灯 電磁弁機能テストの結果、弁1漏れ
13回点滅後、消灯 電磁弁機能テストの結果、弁2漏れ
対処 上記点滅状態を確認後、再度リセットボタンを押してください。(3秒未満)
これにより内部メモリーがリセットされ、バーナーが正常に着火すれば、
そのままオーブンの昇温を始めてください。
この時、再度不着火が発生した場合は、上記状態を >>至急、弊社技術部へご連絡ください。

表示灯が【赤・緑の点滅】の場合
原因 バーナー起動時に炎信号を検知
>>フレーム電流が低すぎる可能性があります
対処 フレームロッド・ロッドケーブルの点検・調整が必要です。
※バーナーノズルの構造はWG共通です。

>>バーナーノズルの点検・調整をおこないましょう<<

表示灯が【赤・オレンジ】2回点滅し、その後消灯した場合
原因 過電圧
>>260V以上の電圧がバーナーにかかっています
対処 外部電源電圧の点検が必要となります。
電気技術免許をお持ちの方であれば、外部電源電圧の点検をおこなってください。
お持ちでない方は >>至急、弊社技術部へご連絡ください。

電圧が正常に戻ったら、リセットボタンを押してバーナーを再起動し、オーブンの使用を開始してください。

表示灯が【赤・オレンジの点滅】の場合
原因1 不足電圧
>>170V未満の電圧しかバーナーにかかっていない
対処 外部電源電圧の点検が必要となります。
電気技術免許をお持ちの方であれば、外部電源電圧の点検をおこなってください。
お持ちでない方は >>至急、弊社技術部へご連絡ください。

電圧が正常に戻ったら、リセットボタンを押してバーナーを再起動し、オーブンの使用を開始してください。
原因2 電圧が正常に戻ったにもかかわらず表示灯に変化がない場合
>>内部ヒューズが溶断している可能性がございます
対処 内部ヒューズ、またはコンバッションマネージャーの交換が必要です。

>>WG5用コンバッションマネージャー(コントロールリレー)の交換はこちら<<

表示灯が【赤の点滅】を続け、消灯しない場合
原因1 ブリッジプラグ【No.2】の接続が外れてしまった
対処 ブリッジプラグ【No.2】をもとの位置に接続します。
接続したら、リセットボタンを押しバーナーを再起動させ、オーブンの使用を開始してください。

>>ブリッジプラグ【No.2】の位置はこちら<<
原因2 上記作業を行ったにもかかわらず表示灯が変わらない場合
>>ガス圧が低いことが考えられます
対処 外部ガス遮断弁(供給バルブ)からガスが供給されているか確認してください。
ガスの供給が正常に戻ったら、リセットボタンを押しバーナーを再起動させ、オーブンの使用を開始してください。

ガス不足(ガス圧低下)が長期間続くようでしたら、ガス供給会社、または >>弊社技術部へご連絡ください。

表示灯が【オレンジの点灯】から2分後に【赤・緑の点滅】となる場合
原因1 オーブン燃焼室内の空気の量を調整する風圧スイッチの故障
対処 風圧スイッチの点検・調整が必要です。
風圧スイッチの交換は風量調整が必要なため、ご自身での交換はおすすめできません。
交換の際は >>弊社技術部へご連絡ください。

>>風圧スイッチの位置はこちら<<
原因2 フレーム電流が低すぎる
対処 フレームロッド・ロッドケーブルの点検・調整が必要です。
バーナーノズルの構造はWG共通です。

>>フレームロッド・ロッドケーブルの点検はこちら<<

WG5 各部品の位置・交換方法
各部品の位置 【画像・a】コンバッションマネージャー

【画像・b】風圧スイッチ

【画像・c】点火トランス

ブリッジプラグ【No.2】
ブリッジプラグ【No.2】 【画像・赤矢印】
コンバッションマネージャーと主要部品を繋いでいるブリッジプラグです。
各ブリッジプラグに接続番号が振られています。
ブリッジプラグ【No.2】 【画像・赤矢印】
数字の【2】が振られているものがブリッジプラグ【No.2】です。
このブリッジプラグが抜けていたり、抜けかかっている場合は根元までしっかりと差し込んでください。

※この時、同時にそのほかのブリッジプラグの状態を確認しておくとよいでしょう

5-3.着火したような気配はあるが、温度が上がらない(気づいたらバーナーが止まっていた)

どこかで漏電している可能性が考えられます。
漏電の原因として考えられるのは、まず【水漏れによる二次的なトラブル】があります。
オーブン下部周辺、オーブン周りに水漏れの形跡がないか確認しましょう。

【水漏れの形跡を発見したら】
水漏れトラブル対処のページで内容を確認し、トラブルを解消しましょう。
>>水漏れトラブル対処はこちら<<

水漏れ箇所が判明し、トラブルが解消されたらオーブンを再稼働してください。

オーブン下部周辺、オーブン周りに水漏れの形跡が見当たらない場合は、【配線に何らかの損傷】が発生している可能性がございます。
以下の手順に従って、漏電個所の確認をおこないましょう。

  • 大元の電源を落として、操作ボックス内の各スイッチをすべてOFFにしてください。

  • 【メインスイッチ】→【タービン】→【バーナー】→【ライト】の順番にスイッチをONにしていきます。
    漏電している個所のスイッチがONになると大元のブレーカーが落ちます。

  • 漏電している個所が判明したら、再度オーブンの元電源をOFFにして操作盤内部を開け、配線の点検をおこないます。
    漏電個所の修復作業ページを参考に、配線の修復をおこないましょう。

    >>漏電個所の修復はこちら<<

    ※配線がちぎれて修復が難しい場合は >>弊社技術部へご連絡ください。

5-4.サーモスタットの設定温度に現在温度が達しているのに、炉内温度が冷たい気がする

サーモスタット(温度温調器)の接点不良、または温度センサーの感知部が不具合を起こしていることが考えられます。
現在取り付けられているサーモスタットの種類を確認し、トラブルを解消しましょう。

>>サーモスタットのページはこちら<<


>>WELKER UK ガスオーブン 症状一覧へ戻る<<

Page Top